今日、細菌感染症として知られる歯周病は糖尿病や肥満と同様に、生活習慣病の 1つとして社会的にとらえられています。
歯周病の発症・進行の原因は色々とありますが、最も多いのが歯垢による細菌感染です。
主な症状としては、歯ぐきが赤く腫れ、歯磨き等の際に出血を伴ったり口臭がしたりします。
(膿の臭い)進行すると、歯の根っこが見えてきたり、歯が動いたりします。又、冷水がしみたり、物を噛むと痛みが生じたりします。
初めのうちは、あまり痛みなどの自覚症状が少ないまま進行してしまうのがこの病気の恐いところです。
レントゲン・歯周組織検査によりお口の状態を見せていただきます。
その後、歯周病の原因菌の歯垢を除去するために歯磨きの指導をさせていただきます。
歯に付着している歯石・沈着物など、患者さん自身が除去することができないものを専用の道具を使用して除去・清掃させていただきます。
再度検査をし、治療後の状態を見せていただきます。
これらの結果をもとに、再度治療が必要なのか、定期検診に移行するのかの予定を立てさせていただきます。
検査の結果をもとに、再度治療したり重症の場合は歯周外科手術を行います。
患者さんの状態に合わせて定期検診の期間を決め、お口の中をいつも健康な状態に維持できる様に管理させていただきます。
歯ぐきに炎症を発症した場合でも、初期の段階で発見し、治療ができるので定期検診に来られる患者さんの方が、当然自分の歯が健康に残る可能性は高くなります。
良い状態で自分の歯を残していくためには、患者さんと、歯科医院とが協力していく事が大切だと当医院は考えています。